【折り込み不要】包んで伸ばすだけ!とろとろマーブルチョコクロワッサンの作り方

ソフト系

こんにちは!パン職人のむぎです🥖

海外の方が作っているマーブルのパンを見かけて、あまりに美味しそうで手が止まりました🫠

どうしても作ってみたくなって、むぎの生地でアレンジしたのが今回のレシピです✨

割ると中からチョコがとろ〜り。白とココアのうずまき模様が出てくる、見た目にも楽しいクロワッサンになりました🍫

焼き上がったマーブルチョコクロワッサン。割った断面からチョコがとろり

マーブル模様の正体は「包んで伸ばすだけ」

マーブル模様のパンと聞くと、生地を何枚も重ねて折り込むイメージがありませんか🤔

実は、まったく違うんです😳

白い生地でココア生地をまるっと包んで、めん棒で伸ばす。それだけです🍫

伸ばしていくと外側の白い生地が薄くなって、中のココア生地が透けてきます。これがあのマーブル模様の正体です。バターシートも、折り込みの作業も、冷蔵で休ませる時間もいりません🙌

ただし、成功させるには条件がひとつだけあります💡

白い生地とココア生地の硬さを、必ず揃えること。

ココアパウダーは水をよく吸うので、粉に混ぜるだけだとココア側だけが硬くなります。硬さの違う2枚を重ねて伸ばすと、柔らかい白い生地だけが先に伸びて、ココアがちぎれてしまうんです💦

今回のレシピでココアパウダー10gに対して水を15g足しているのは、そのためです。最初は10gで試したのですが足りず、15gに増やしました🥲

材料(6個分)

1個あたり約104gの、しっかりボリュームのあるサイズです。

1日目|中種

  • 強力粉 180g
  • 水 117g
  • ドライイースト 1.4g

2日目|本ごね

  • 強力粉 120g
  • 砂糖 46g
  • 塩 4.8g
  • 全卵 48g
  • 牛乳 14g
  • 水 20g
  • ドライイースト 3.0g
  • 無塩バター 45g

ココア生地用

  • ココアパウダー(無糖) 10g
  • 水 15g

ガナッシュ

  • 製菓用スイートチョコ(カカオ55%前後) 120g
  • 生クリーム(乳脂肪35%以上) 40g

フィリング・仕上げ

  • チョコチップ 90g
  • アーモンドスライス 30g
  • 卵黄 1〜2個
  • 粉糖 適量

ベーカーズパーセントは、粉100%/中種60%/水45.6%(中種39%+本ごね6.6%)/砂糖15.5%/塩1.6%/全卵16%/牛乳4.7%/ドライイースト1.47%/バター15%。

砂糖とバターをそれぞれ15%入れた、リッチな生地です。分量を増やしたいときは、この%から換算してください。

作り方

所要時間は2日目が約260分。1日目の中種は40分ほどで仕込めます。

1日目|中種を仕込む

中種用の水117gにドライイースト1.4gを加え、しっかり混ぜて溶かします。水温で生地温度を調整してください。

ボウルに強力粉180gを入れ、①を加えて粉気がなくなるまで混ぜます。

台に出し、粉気がなくなってからさらに10回ほどこねます。表面がボソボソでも大丈夫です。

ひとまとめにしてふた付きの容器へ。こね上げ温度は22〜25℃が目安です。

室温で30分おきます(暑い日は15分程度に)。

野菜室または冷蔵庫で一晩休ませます。24時間以内に使ってください。

ガナッシュを作る

前日か、2日目の一次発酵中に作っておきます。

生クリーム40gを沸騰直前まで温め、刻んだチョコ120gに注ぎます。

30秒おいてから中心を小さく混ぜ、少しずつ外側に広げて乳化させます。

冷蔵庫で3時間以上冷やします。スプーンですくえる硬さになればOKです。急ぐときは冷凍庫で30〜40分でも大丈夫です。

チョコと生クリームは3対1です。生クリームを増やすとゆるくなって、二次発酵の途中で巻き終わりから漏れてきます。ここは守ってください。

2日目|本ごね

中種を冷蔵庫から出し、室温に30分おきます。ちぎってみて網目状になっていればOKです。

本ごね用の水20g・牛乳14g・ドライイースト3.0gを混ぜて、イースト液を作ります。

ボウルに強力粉120g・砂糖46g・塩4.8gを入れて混ぜ、溶いた全卵48gとイースト液を加えて混ぜます。塩に直接イースト液をかけないように気をつけてください。

中種を小さくちぎって加えます。

台に出し、押し付けるようにまとめて2つの生地を均一にします。マーブル状の模様が消えて、薄い黄色の一色になるまでが目安です。

手のひらでしっかりこね、薄く伸ばして膜ができるまで続けます。

バター45gを加えてなじませ、叩きごねを多めにしてよくこねます。透ける薄い膜が張ればこね上がりです。

こね上げ温度は24〜26℃。

白とココアに分ける

ここがこのレシピの要です。

こね上がった生地から、白生地360gを取り分けます。丸めてラップし、乾燥させないようにしてください。

ココアパウダー10gと水15gを練り合わせ、ペースト状にします。

残りの生地全部に⑲を加え、色が均一になるまで揉み込みます。これがココア生地です。

ムラが残ると焼いたときに斑点になるので、しっかり均一にしてください。

白生地を取り分けたらすぐにラップするのがポイントです。ココアを混ぜている数分のあいだに表面が乾くと、包んだときにくっつかず、伸ばしたときにそこから裂けてしまいます。

一次発酵〜成形

白・ココアそれぞれ35℃で70分ほど、約2倍になるまで発酵させます。ココア生地はやや遅れるので、白生地の膨らみを基準にしてください。

指に粉をつけて押し、穴がゆっくり残れば発酵完了です。すぐ戻るなら発酵不足。

それぞれガス抜きして軽く丸め、20分休ませます。

白生地を直径23cmくらいの円盤に伸ばします。中央は厚め、縁は薄くするときれいに包めます。

ココア生地を丸めて中央に置き、縁を2〜3cm残して風呂敷のように四方から持ち上げ、空気を抜きながらつまんで閉じます。とじ目は下に。

縁を残すのは、生地の外側を白いままにするためです。外が白いから、伸ばしたときにマーブル模様がはっきり読めます。

打ち粉をして、めん棒で33×28cm・厚さ約6mmの長方形に伸ばします。

ここでマーブル模様が出てきます。一番楽しい瞬間です。

チョコチップ90gを全面に散らし、めん棒で軽く押さえて密着させます。33cmの辺の左右両端から2〜3cmずつは空けておいてください。ここが巻き終わりになります。

33cmの辺を3等分して11cm×28cmの帯を3本作り、それぞれを対角線で切って直角三角形6枚にします。斜め線は3本とも同じ向きに。

この切り方だと捨てる生地が出ず、1枚ちょうど104gになります。

各三角形の底辺から2〜3cmのところに、冷やしたガナッシュをスプーン2本でクネル状に約27gのせます。

底辺からくるくる巻きます。4〜5巻きになります。巻き終わりを下にして天板に並べてください。6個が2列×3行で天板1枚に収まります。

二次発酵〜焼成

35℃で40分〜。触ったときに跡が残り、うっすら消えるくらいが目安です。

35℃を超えないようにしてください。これより高いとガナッシュが溶けて、巻き終わりから漏れてしまいます。

卵黄を溶いて濃くたっぷり塗り、アーモンドスライス30gを散らします。

190℃に予熱したオーブンで、190℃で10分。天板を反転させて、180℃に下げて6〜8分焼きます。

粗熱が取れたら、茶こしで粉糖をふって完成です。

マーブルチョコクロワッサンの断面。白とココアのうずまき模様と中のガナッシュ

焼き上がりの見極め方

このパンは、白い層の色で判断してください👀

ココアの層は最初から茶色なので、焼けているかどうかが色ではわかりません。白い層が濃いきつね色になったら焼き上がりです🥐

そして、それ以上焼かないこと。白い層まで茶色くなると、せっかくのマーブル模様が見えなくなってしまいます😢

初めて焼くときは、190℃で10分たったところで一度扉を開けて色を確認してから、180℃で刻んでいくのが安全です。オーブンの個体差が出やすい焼き時間帯です🔥

「とろり」は焼きたてにしか出ません

中のガナッシュは、冷めると固まります🍫

割ったときにチョコが流れ落ちるのは、焼きたて〜温かいうちだけ。ぜひ焼いた日に、あたたかいうちに食べてみてください🤍

冷めてしまったら、トースターで2〜3分あたためると、またとろりが戻りますよ☺️

ストレート法で作りたい方へ

今回は中種法(2日かけて作る方法)で仕込みました。中種を一晩休ませることで、翌日もふわっとやわらかいままなのがこの製法のいいところです🥖

とはいえ「1日で作りたい」という方もいると思うので、ストレート法の分量も置いておきますね📝

配合はまったく同じで、仕込み方だけが変わります。

ストレート法の材料(6個分)

  • 強力粉 300g
  • 砂糖 46g
  • 塩 4.8g
  • ドライイースト 4.4g
  • 全卵 48g
  • 牛乳 14g
  • 水 137g
  • 無塩バター 45g

ココア生地用・ガナッシュ・仕上げは中種法と同じです。

中種法から変えるのは3つだけ

  • 粉・水・イーストをひとつにまとめます(強力粉180g+120g→300g/水117g+20g→137g/イースト1.4g+3.0g→4.4g)
  • こね上げ温度を24〜26℃→27〜28℃に上げます。中種がしてくれていた発酵を、この生地だけでまかなうためです
  • 一次発酵は35℃で60分。時間より、生地が約2倍になったかどうかで見てください

生地を白とココアに分けるところから先は、中種法とまったく同じ手順です☺️

正直にお伝えすると、翌日のやわらかさは中種法のほうが上です。その日のうちに食べきるならストレート法、翌日も楽しみたいなら中種法を選んでください🥐

チョコのパンレシピはこちら

チョコを使ったパンのレシピは、ほかにもあります👇

三角に切って巻く成形は、塩パンと同じです。成形の練習をしたい方はこちらもどうぞ👇

最後に…

マーブルチョコクロワッサンの断面アップ。白い生地とココア生地のマーブル模様

「マーブル模様=難しそう」と思って避けていた方にこそ、作ってほしいレシピです🥐

包んで伸ばすだけで、あの模様が出てきます。伸ばした瞬間の「わっ」という気持ちを、ぜひ味わってみてください✨

むぎ友さんの「作ったよ」の報告が一番うれしいです🤍

いつでも作れるように、この記事をブックマークしておいてくださいね🔖

それでは、また次のレシピでお会いしましょう!

むぎでした🥖

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パン屋で6年働いた経験をもとに、「家でもパン屋クオリティ」を再現できるレシピを発信しています☺️

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